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2014年8月 7日 (木)

Real phenomenon

4月2日、「STAP細胞と危機管理」について記した。

組織と個人の相克、そして危機管理について。

しかし実に痛ましいことになってしまった。

「Real phenomenon」という言葉が印象に残っている。

さまざまな憶測、さまざまな論調の記事、報道に接した。

目的を持たない組織などない。
組織には目的が存在する。

国家も組織である。
莫大な予算が動いている。

さて、個人は?

さまざまなレイヤーで個人は捉えることが可能だ。つまり、突っ込みどころ満載だ。

広報やメディアの露出をみてみる。
ある物語に収束させたいのだろうか?

個人の悲劇に収斂させていきたいのか?

「関係者によると」と云うが、リークしているのは誰なのか、考える。

誰かが関係者なのだ。

このステージには、本当にたくさんのプレイヤーがいる。

あの派手派手しい広報戦略。
そこにも目的がある。

新聞やテレビは、それに飛びついた。

耳目を集め、増幅し、加熱し、そして株価が動く。

それぞれのプレイヤーの行動原理を探れば、Real phenomenon が透けて見えないか?

意思決定をしなかったことは、立派な意思決定なのである。
悪戯に結論を長引かせることにも、意図と目的がある。

けれど、人々は忘れない。

行動原理の点と点を結んでいこう。
そこに、遠近法のように消失点が現れる。

その点は、虚の一点。

しかしながら、その世界を支配するチカラを行使している。

いつか歴史の中で、この事案は解き明かされることだろう。

本当に残念な結果になってしまった。

いたずらに時間は流れたのだ。
そして、これからもいたずらに流れていくだろう。

それらの顛末を見届けようではないか。

●STAP細胞と危機管理(過去記事)

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