さらばファンフォン 台風18号!
お昼頃、東京23区を通過して、ファンフォンは去っていった。
台風一過の青空をみた午後2時頃。
帰路のターミナル駅からは遥か遠くに夕焼けがみえました。
ファンフォンのルートが首都圏と月曜日の朝にクロスしそうだと知った昨日、ボクは何度もホテルの予約サイトを調べた。
日曜の晩、オフィス近くに宿泊すれば、仕事に穴を空けることはない。
自分の職業倫理は、そのようなものなのだろう。
湘南から都心に向かう東海道線は、風雨で運行停止するとどうしようもない。
ホームに人が溢れたり、停まった電車の中で何時間も過ごす経験。
それに比べれば、ホテルに泊まる方が懸命だろう。
昨夜はギリギリまで迷った。
何かしら迷う時。
何故自分が迷っているのか、その時はわからなかった。
夕食の時、その理由がわかった。
家族がボクに傍にいてほしいと思っている、そのことに気がついた。
微かな言葉のニュアンスの中に、それを読みとった。
ボクは始発に乗ることにした。
もしもその時運行停止したら、クルマで行こう。
神奈川では竜巻の予報が出た。
トラックは横転しますとニュースは云った。
穏やかではない。
しかし結果としてボクは始発に乗れて、台風が直撃する直前の東京に着くことができた。
激しい雨が襲う頃には、ボクはオフィスに入ることができた。
仕事に向かった家族からも職場に着けたという連絡が入った。
職場の上司からは、一番はやく出勤したことに対し、労われた。
ボクは遠距離通勤者である。
有名なのを、その時知った。
そのようにして仕事は始まり、そして夕べに仕事は終わった。
空には月がかかり、今日一日を何とか過ごせて安堵する。
ファンフォンは、そのようなことをボクに味わわせて去っていった。
ボクはまた備えようと思う。
どのように行動すればいいか?
試されているかもしれない。
ファンフォン、
そんなことを思う晩なのだ。
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