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2014年10月 6日 (月)

さらばファンフォン 台風18号!

お昼頃、東京23区を通過して、ファンフォンは去っていった。

台風一過の青空をみた午後2時頃。

帰路のターミナル駅からは遥か遠くに夕焼けがみえました。

ファンフォンのルートが首都圏と月曜日の朝にクロスしそうだと知った昨日、ボクは何度もホテルの予約サイトを調べた。

日曜の晩、オフィス近くに宿泊すれば、仕事に穴を空けることはない。

自分の職業倫理は、そのようなものなのだろう。

湘南から都心に向かう東海道線は、風雨で運行停止するとどうしようもない。

ホームに人が溢れたり、停まった電車の中で何時間も過ごす経験。
それに比べれば、ホテルに泊まる方が懸命だろう。

昨夜はギリギリまで迷った。

何かしら迷う時。

何故自分が迷っているのか、その時はわからなかった。

夕食の時、その理由がわかった。

家族がボクに傍にいてほしいと思っている、そのことに気がついた。

微かな言葉のニュアンスの中に、それを読みとった。

ボクは始発に乗ることにした。

もしもその時運行停止したら、クルマで行こう。

神奈川では竜巻の予報が出た。
トラックは横転しますとニュースは云った。

穏やかではない。

しかし結果としてボクは始発に乗れて、台風が直撃する直前の東京に着くことができた。

激しい雨が襲う頃には、ボクはオフィスに入ることができた。

仕事に向かった家族からも職場に着けたという連絡が入った。

職場の上司からは、一番はやく出勤したことに対し、労われた。

ボクは遠距離通勤者である。
有名なのを、その時知った。

そのようにして仕事は始まり、そして夕べに仕事は終わった。

空には月がかかり、今日一日を何とか過ごせて安堵する。

ファンフォンは、そのようなことをボクに味わわせて去っていった。

ボクはまた備えようと思う。

どのように行動すればいいか?

試されているかもしれない。

ファンフォン、
そんなことを思う晩なのだ。

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