«  MUJI to Sleep | トップページ | 映画から学ぶ 「ウルフ オブ W .S.」と「東京難民」 »

2014年10月 1日 (水)

映画「永遠の0」

やっとDVDで観た。

大ヒットを記録している時には、なんとなく敬遠してしまった。

政治的な立ち位置から、このジャンルにある映画は分類しやすい。

けれど「永遠の0」は観て良かったと云える映画だった。

「風立ちぬ」を観て良かったように。

何か心に残るものがあった。

物語の伝承というテーマがある。

戦争を知る人々は、今や高齢化している。

本当に戦争を知らない子供たちが、ほとんどな時代になっている。

映画はさまざまな形で物語を伝承する器になる。

幼い頃から無数の戦争映画を観てきて、「永遠の0」は上質な戦争映画であると思った。

トーンとしては小学生の頃観た「太平洋の翼」を思い出した。
それは紫電改であったけれど、映画のラストがかなり近しい。

きっと原作者もたくさんの戦争映画を観てきた世代なのだ。

語るべきことは何か?

これから問われるのは、そこだ。

いろいろなことを考える。

そう、考えることが大切なのだろう。

考え続けることが大切なのだ。

特攻を賛美していると評した識者が少なからずいたけれど、この映画のどこが特攻を賛美しているのだろう?

|

«  MUJI to Sleep | トップページ | 映画から学ぶ 「ウルフ オブ W .S.」と「東京難民」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



«  MUJI to Sleep | トップページ | 映画から学ぶ 「ウルフ オブ W .S.」と「東京難民」 »