映画「永遠の0」
やっとDVDで観た。
大ヒットを記録している時には、なんとなく敬遠してしまった。
政治的な立ち位置から、このジャンルにある映画は分類しやすい。
けれど「永遠の0」は観て良かったと云える映画だった。
「風立ちぬ」を観て良かったように。
何か心に残るものがあった。
物語の伝承というテーマがある。
戦争を知る人々は、今や高齢化している。
本当に戦争を知らない子供たちが、ほとんどな時代になっている。
映画はさまざまな形で物語を伝承する器になる。
幼い頃から無数の戦争映画を観てきて、「永遠の0」は上質な戦争映画であると思った。
トーンとしては小学生の頃観た「太平洋の翼」を思い出した。
それは紫電改であったけれど、映画のラストがかなり近しい。
きっと原作者もたくさんの戦争映画を観てきた世代なのだ。
語るべきことは何か?
これから問われるのは、そこだ。
いろいろなことを考える。
そう、考えることが大切なのだろう。
考え続けることが大切なのだ。
特攻を賛美していると評した識者が少なからずいたけれど、この映画のどこが特攻を賛美しているのだろう?
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