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2014年11月19日 (水)

高倉健さん 逝去の報

昨日の昼休み、スマホでその訃報を知って、思わず絶句してしまった。

健さんは死なない、そう思い込んでいた。

そんなに熱烈なファンではなかったと思うが、遠くから尊敬していた。

失ってみてわかることがある。

昭和の時代の、日本人の男の美学を体現していた男が死んでしまったのだ。

あのいつも抑制した含羞のある表情。

強い眼差し。

本当の優しさ。

本当の男の優しさ。

それを体現してきた健さんだ。

ボクは、リドリー•スコット監督の『ブラック•レイン』でレイ•チャールズを歌う健さんを思い出した。

日本人は、健さんをある予定調和の人物造型で捉えてきたけれど、本当の健さんは、真面目で役作りに熱心で、本当は温かく、そしてやっぱり不器用で、素敵な男であったに違いない。

昨晩の報道ステーションでは、巻頭から、健さんの映画のシーンが十分位続いた。

その後に、衆院解散の首相会見のニュースになった。

大義とは何か?

それを健さんは、終生演じたのだろう。

男子の本懐もまた、演じたのだろう。

首相の会見は、ペラペラの紙みたいに感じられた。

健さんは、どう思うだろう?

きっと黙して語らないことだろう。

大衆が支持した健さん。

首相を、そんな大衆は支持するだろうか?

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