高校時代の仲間たち
誘われて、高校時代の同期の集まりに参加した。
九人位の集まりだ。もっとも参加してからその規模を知った。
うんと大勢の集まりならば、参加しなかっただろう。
付き合いの悪い、難しい男なのだ、ボクは。
いえいえ、毎日クライエントのお悩みを聞く仕事についてから、仕事から離れることは、人から離れることなのだ。だから。
でも、九人の集まりに出て、良かった。
高校時代のボクを知ってる仲間から、かなり歯に絹着せぬ言葉を頂戴した。
大体、何々君、と君で呼ばれることは稀だ。
君、と呼ばれると、特に女性から呼ばれると、少しドキドキしますぞ。
あの頃は、神経質そうだったけれど、今は逞しくなったと云われた。
グラッチェ。
美しき誤解を、ありがとう!
今、ボクは逞しいのか。
リアリィ?
うむ。
そうかもしれない。
そうでないかもしれない。
けれどもしそうなら、逞しくしてくれたのは何だろう?
考えた。
ふたりの二十歳をとうに過ぎた息子たち。
男の子を育てることで、ボクは逞しくなったかもしれない。
息子たちの瞳に映る父親たるボクの姿。
みっともなくても頑張って生きている大人の男の姿。
おそらく、その瞳に、ボクは鍛えられた。
いや、現在形で。
鍛えられている。
逞しいなどと、思ってもいなかったボクに言葉のプレゼントをしてくれて、ありがとう!
逞しいという形容が、ウェイトではないことを切に願うけれど。
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