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2015年3月 2日 (月)

展望台にて

サンシャイン60の展望台にのぼった。

おそらく満三年ぶりに。

雨の日曜日、一緒にのぼる仲間がいなければ、あるいはボクはのぼらなかったに違いない。

視界が不良ですが、とチケット売場で聞かれた。地上は人でごったがえしていた。

静かな空間は、雲の向こう 約束の場所 にあるかもしれない。

そこには、静かな空間が広がっていた。

真っ白な窓の外。

視界ゼロ。

そんな空間に、共にのぼった仲間に少し申し訳ない。

けれど、静かな空間でおしゃべりできた。

映画「チンビラ」を思い出した。

渋谷の百貨店の屋上が、柴田恭兵とジョニー大倉の隠れ家だったっけ。

視界ゼロでも、ボクらの人生航路には、ソナーが備わっていることがわかった。

真っ白な窓を眺めながら、ボクたちはこれから進むべき航路を確認できた。

映画「チンビラ」と違うのは、ただひとつ。

ボクらは生きていく。

夢のようなエンディングではない。

現実の人生で最良の選択を。

霧の中でも、そのような決断ができることをボクは教わった。

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