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2015年6月27日 (土)

映画「思い出のマーニー」を DVDで

去年の夏に劇場で観て、DVDの発売を心待ちにしていた。

発売と同時に購入したものの封を切らずそのままだった。

土曜の午後、観たいなあ そう思った。

機が熟したということか。

夕方から日没までの時間、「思い出のマーニー」を再見した。

心打たれる映画だ。

原作を映画にすることが困難なテーマだろう。一度や二度観て判る映画ではない。

けれど、と思う。

一度観て判る人生の秘密というものが、あるだろうか?

これは自分の秘密を解く物語だ。

嫌いな自分を受容する物語でもある。

それにもまして、夏の物語。

人生の記憶の中で、夏の思い出は輝かしいその人の秘密だろう。

そんな秘密は時の堆積の中で見失われてしまう。

今を生きる ということはそういうことだ。

けれど今とこれからを生きるために、秘密の記憶を発掘することもまた人生を豊かにする方法のはず。

そのようなことを考えた。

ボクはこの夏をイメージした。

かけがえのない夏にするために。

映画「思い出のマーニー」は、そのようにしてボクの未来に光を射し示した。

●「思い出のマーニー」:過去記事

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