上島珈琲店 ミルク珈琲
いつも早朝に立ち寄るコンビニで、夜勤の青年がレジをしている。
雨の日には床をモップで拭いたり、品出ししたり、大変だ。
買い物せずに居座ってしまうお客さんを、時には諭したりするのをみてた。
小田和正さんが「きっと誰かがみている」と歌うが、この場合、ボクがその誰かなのだろう。
今朝、いつものドリンクの他に、ホットドリンクを選んだ。
上島珈琲店ミルク珈琲。
レジで買い求める。
「温かいものと冷たいものをお分けしますか」と聞かれた。
「一緒でいいですよ」
レジを済ませて、袋からミルク珈琲を取り出して、その青年に差し入れた。
「いつも世話になっているから」
そう言葉を添えて。
驚いたその青年は、
「受け取れませんよ」と云ったが、ボクは微笑んで出口に向かった。
ボクの背中に「ありがとうございました」という声が届いた。
寒い朝には、ホットドリンクを。
きっと誰かが君をみている。
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