教育費の時代 それが終わる頃に
2008年から2015年までの八年間が、ボクの家庭では教育費の時代だった。
“だった”と書くのは、大学四年の次男坊の秋期学費、つまり最後の学費を納め終えたから。
教育費の時代は終わったのだ。
文科省のデータによれば、大学卒業まで全て私学に進学した場合の教育費の平均は2370万5339円。
我が家の二人の息子たちは中学校までは共に公立だったから、この平均よりは低い金額だろう。
(でも、しっかり予備校は通ってくれました。)
そんな教育費を、日本中のお父さん、お母さんは工面している。
その金額はどうってこともないという親たちも勿論いる。
ボクは、最初そのグループに属し、その後そのグループを出た。
この八年間、ボクは希望退職し、浪人生活を約九ヶ月過ごし、再就職し、また転職し、また転職し、そしてまた転職し、そして今日に至る。
ロング&ワインディング ロードを歩んできた。
変わらぬことがあるとすれば、息子たちの学費を払い続けたこと。
誰にも誉められない当たり前のこと。
けれどその八年間は、ボクが教育を受ける期間でもあった。
難破しそうな船の船長として誉めてほしいことは、ただ一つ。
難破しなかったこと。
目的とする港にたどり着けたこと。
嵐の時も凪の時も、そこには学びがあった。
ボクは多くのことを学ぶことができた。
息子たちが大人になったことに気づく頃。
そんな八年間。
教育費の時代を共に過ごせたことに感謝!
| 固定リンク
コメント
おめでとうございます!
今や人生次のステップへ、という気分でしょうか。
投稿: arriba | 2015年11月 5日 (木) 14時07分
arribaさん
この解放感は、言葉に出来ないかも。
長い長い歳月が、終わったことは確かです。
次?
そうですね。
不良老人になりますか〜!
投稿: チャーリー | 2015年11月 5日 (木) 20時01分
小生もようやく下の子の最終学費を払い終えました! 人生の使命をやり終えた感じ。でも本人、大学院に行くと言ってます。まだ働かなくてはいけないのか
投稿: arriba | 2015年12月 1日 (火) 23時26分
arribaさん
それはおめでとうございます!
そして、お疲れ様でした。
「人生の使命」をやり終えたーいい表現ですね。
まだまだこれから大学院へと続くのであれば、その使命はこれからも続くということでしょうか。
遺伝子は使命があれば、生存率を高めるそうですから、大いに働こうではありませんか。
そして、美味しいお酒を!
投稿: チャーリー | 2015年12月 2日 (水) 07時24分