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2016年6月25日 (土)

Remain or Leave

英国の国民投票でEU離脱派が勝利した。24日の昼休みに職場の同僚が選挙の帰趨について耳打ちしてくれた。まさか。正直僅差で残留派が勝ってくれるものと思っていた。いや願っていたのだ。ボクは。今日は歴史的な日になる。そう思った。世界は理想や理念を追求するよりも分断と孤立主義の道を歩みだしたのか。まだわからないが、見守らなくては。遠い英国のことではない。世界は既にネットワークで繋がれている。金融の世界では世界中に衝撃が走った。お金は安全と思われる処へと瞬時に移動していった。この混乱はこれからも続くだろう。これから離脱までの歳月、霧の中を歩むことになるだろう。最短では二年間。そしてアメリカの大統領選挙がある・・・。世界が平和と協調の方向へと進んでほしいと願う自分は深く注視しながら歩んでいかなくては。壁が世界を分断していかぬように。憎悪が増幅されぬように。

今回の危機は金融の危機のみならず政治の危機でもある。そして理念や理想の危機でもある。

英国民がEUに対して沸々と不信を醸成していったことを政権が見誤った結果なのだ。残留できると慢心したのだろう。

英国民がこれから歩む道。決して平坦なものではないだろうが、世界に向けて開かれた精神はきっとこれからも絶えることはないと信じる。

歴史がいずれ答えを出すだろう。私たちの行動が問われることになるだろう。

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コメント

理性より「好き、嫌い」で決まりましたね。わりとその判断基準はいいんじゃないか、と思います。地震予知も不可能だとようやく認識されたみたいだし。不確実性の時代、再びでしょうか。そういえばガルブレイス氏は死んだのか。なんとも象徴的な出来事が続く今日この頃です。

投稿: arriba | 2016年7月 2日 (土) 19時21分

arribaさん
国民投票から一週間経って、いろいろな情報に接しました。混乱した事態が続いているのをみて、国民投票がゴールであった人々が勝者も敗者も困惑しているのを知りました。ポピュリズムというものがこのように出現させてしまう混乱は以って他山の石にしなくてはと思います。好き、嫌いを操作するテクニック。嘘の情報、慢心、選挙に勝つまでは何でもあり なのですね。これから英国が歩む道を見守りたいです。英国だけの問題ではなく、私たちのこれからの世界の道筋を見守りたいです。

投稿: チャーリー | 2016年7月 3日 (日) 13時02分

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