ブログ記念日 11周年
2006年(平成18年)5月10日に生まれた子供ならば、今日が11歳の誕生日。小学校六年生で来年はいよいよ中学生だ。幼稚園の思い出は遠い。小学校の最終学年は未来へ続く。少し大人な中学生へと羽ばたく日が一年後に迫っている。
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このブログもまた今日11歳の誕生日。どこに向かって羽ばたこうとしているのか?大人の11年間にはいろいろなことがあった。本当にいろいろなことだ。このブログにはあまり赤裸々なことは書かれていない。辛いことも悔しいことも、あまり書かれていない。手元の「日記」は他の人は読まないけれど、ブログは自分以外の誰かに読まれる可能性を秘めた日記だ。辛い時や悔しい時、自分を支えてくれたのは、その辛さや悔しさではなかった。自分を支えてくれたのは、家族であり、友人であり、何より努めて明るく美しい世界に向き合おうとする自分の心性であったと思う。そしておそらくそのような人生への態度(アティチュード)は、ボク自身を良い方向へと導いてくれたのだろう。
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この11年間には、未曾有の筆舌に尽くしがたい天災があった。この世界を覆う暴力的な悲しむべき事象もまた続いている。それについてボクは上手に語ることができない。VU計の針が一気に振れてしまうようなことを、このブログに書くことはできなかった。何故ならば、ボクは自分自身が倒れそうな局面を生きてきたのだから。倒れてしまう訳には行かなかったのだから。ボクのブログではだから辛い現実の記事は少ないはずだ。それがいいか、悪いかではない。そのようにしかボクはブログを書くことが出来なかった。そしてこれからもそうだろう。
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どのような時にあろうとも、この世界は美しい・・・。ため息の出るような自然の恩恵にボクは浴してきた。そして人々の善意に励まされてきた。
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最近思うことは、これからのことだ。未来、と言い換えてもいい。過去を懐かしむ世代のはずだが、ボクはこれからの未来をどこまでいけるか興味を抱いている。
このブログに、その未来がきっと記されていくだろう。あまり検索エンジンに引っかからないように、ひっそりと記されるように。
いつか大人な息子たちがもっと大人になった時に、このブログを発見するかもしれない。
彼らは、どのような思いでこのブログを読むだろうか?
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