１００％の休日

1００％の休日。
それについて考えよう。

何故なら、今日ボクはおそらく「１００％の休日」を過ごせたから。
人生で初めて過ごしたのではないか？そう思った。

「１００％の休日」 に至るまで、ボクはどれくらい休日を過ごしただろう？
数え切れない休日をボクは過ごしてきた。その休日には１２０％や１５０％の休日もあったかもしれない。

しかし、「１００％の休日」という概念で考えたことはなかった。
だから、過去の休日を語ることはもはや不可能だ。

時は過ぎて。

今日、一言で云えば「何もしない一日」を過ごした。

加えて初夏のような一日。
梅雨の季節なのに快晴だ。湿度は低い。
木陰では涼しい風が吹いていた。この天候は大切な要素だろう。

嵐の一日ではなかった。

気持ちのいい夕べ、「１００％の休日」について考えている。
　
「何もしない一日」は難しいものだ。

今日も夕方、腕時計の簡単な修理に行ってしまった。

今日片付けた仕事らしい仕事と言えば、腕時計を修理に出したことくらいだ。

書店で立ち読みをした。

コンビニのマガジンラックの前で立ち読みをした。

「立ち読み」・・・新鮮な時間の潰し方。

ソフトクリームを食べた。

なんとしても食べたいと思い、食べた。

こんな過ごし方ですら、喜びはもたらされる。

そんなことを再確認する。

シアワセはこんなところにもひそんでいる。

「１００％の休日」は、そのような発見を身近でしていく小さな旅なのかもしれない。