マグリット展
国立新美術館で「マグリット展」を観た。
約130点を集めた大回顧展で、ルネ・マグリットの人生を眺望することができる構成となっている。
そう、三十歳頃のマグリットのポートレイトから始まる。
目をつむったハンサムなマグリットが、まるで未来の自らの人生をも回顧するように。
Ⅰ. 初期作品 (1920-26)
Ⅱ. シュルレアリスム (1926-30)
Ⅲ. 最初の達成 (1930-39)
Ⅳ. 戦時と戦後 (1939-48)
Ⅴ. 回帰 (1948-67)
マグリットの描く絵が澄み切った世界になっていく。
思索の成熟が、マグリットの視点をより磨いていったのか。
1948年以降、マグリットをベルギーから世界のマグリットへと押し上げていったのが、ニューヨークでありアメリカであったのも興味深い。
「光の帝国Ⅱ」
油彩画17点、グワッシュ10点、描かれた《光の帝国》、その第2作がみれた。
密かな再会・・・。
不幸な少年期の事件。
幸せな晩年、それを支えてきた幼馴染の伴侶。
マグリットはいつもスーツを着ている。
マグリット らしい。
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