名古屋に行く用事がある。出張ではなくプライベートで。しかし観光ではない。往復いくらか?を調べた。
検索エンジンに、「東京 名古屋 最安値」と入れる。
そこでさまざまな情報が得られた。
一番安いのはバス。片道2900円という破格値もある。
次に安いのは「青春18きっぷ」を使った鉄道の旅。
快速「ムーンライトながら」という選択肢もある。
しかし「安い」という経済価値と天秤にかけるものが、それぞれにある。
バスは「快適性」よりも、その「安全性」に対し、自分の中で踏み切れないものがあった。自分で東名を走ってみて思う。何ゆえ、これ程貨物輸送のトラックが多いのか?と。しかも夜間・明方のトラックの多さに、少々辟易する。
貨物列車の間に、挟まれて走る。
昔から、東京~名古屋間をクルマで何十回も往復してる。だからバスの運転手さんのたいへんさを想像する。先日のタイヤ衝突事故の記憶も新しかったので、早々に選択肢から消えた。
夜行で行く選択肢はどうか。学生の頃、京都まで旅をするのに、大垣まで鈍行で行った記憶。身体の疲労を思い出した。ここでは「経済価値」と「時間&疲労」が天秤にかけられる。用事をすますには、身心を休めて移動すべし。
ということで、いつもの新幹線を利用することにした。
そこで「ぷらっとこだま」という選択肢があることを知った。
JR東海ツアーズの募集型企画旅行ーつまり添乗員なしの旅行としてクーポンが発券される。
東京⇔名古屋でJR通常期運賃10,580円が7,900円。+1,000円でグリーン車にアップグレード可能。往復で通常運賃より5,360円安。しかも片道ワンドリンクの券まで付く。車内販売で使える。
ここでは「経済価値」に対し「前日まで」とか「列車限定」とかいう<制約>がつく。
しかしA地点からB地点へ行くことの快適性にあまり落差はない。
そこで、この商品を買いにいった。結局、帰りはグリーンに。
新幹線の車中では、読書に原稿を書こう、と決めた。
世界はあまりに広大で多少の歪みがある。
そのことを、作家・橘玲(たちばな・れい)氏の著作から知った。
ここにも貨幣経済の「歪み」がある。
その「歪み」」を見つけ出し、利用する。
誰も困らない。旅行会社は喜ぶ。
そして、そういう知的トライアルを行うこと自体が、充分楽しい。
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