三島への旅
三島の「新海誠」展を次男坊と観に行った。
前回(二年前)は、東京から新幹線で三島まで行った。
今回はクルマで行くことにした。
ギリギリまで電車で行くか車で行くか迷った。安全性を考える年頃になった。
現に東名高速で時速130kmで宙を飛ぶ乗用車の事故があった。その頃ボクらは沼津ICを降り、三島のデニーズでモーニングを食べていた。そしてその事故のことは後になって知った。
10時の開館までまだ時間がある。
そこで近隣のスーパー銭湯に向かった。
「極楽湯 三島店」。土曜は朝6時から開いている。
ドライブの疲れを癒した。
そして10時の開館と同時に「新海誠」展に入った。
新海誠さんの15年の軌跡を作品順に辿れるようになっている。
一時間半かけてじっくり観ることができた。
今まで新海誠さんの映像美を中心に楽しんできたボクは、改めて彼がストーリー・テラーであるという自明のことに気がついた。物語を紡げる作家なのだ。
小説も、映画のノヴェライゼーションではなく、作家として言葉を使った物語(文学)として取り組んでいるのだと悟った。
彼の作品に込められた言葉を改めて探ってみたいと思った。
車に戻り、新海さんの映画のサウンドトラックを聴きながら次男坊と語り合った。
レトロスペクティブ展の濃密な感覚をそのまま自宅に持ち帰りたくなった。
そのまま沼津ICに乗り帰宅した。
車で行って正解だった。
それは「三島への旅」という引き出しに想い出となってしまわれる。
ボクにとってそれは一つの「約束の場所」であるに違いない。
最近のコメント