2008年6月 2日 (月)

「十年先を読む長期投資」

さわかみファンドの澤上篤人氏の最新刊が朝日新書からでた。

副題は「暴落時こそ株を買え」。

週刊朝日の中吊りには、6刷とある。やはり売れてるらしい。

著者が語り部となって、長期投資の極意を明らかにする。いままで在りそうであまりなかった本である。

いつも書店にいくと、株や投資関連書の棚にたくさんの本がでてることに、感心する。人間はやはり欲の動物だから、この手のものを買って研究に余念がない。

けれど、ある時気が付いた。これらの本の多くは、著者が儲けたいから書いてるのであって、読者を儲けさせてあげたいから書いているのではないことを。

そして株式市場がギャンブルであるという認識に立つならば、アマチュアはカモになるという賭場のセオリーが、ここで当てはまることになる。

この澤上氏の新刊は、しかし、なかなか新鮮である。

澤上氏の長期投資に対する信念と哲学が、ゆるぎないからだと思う。

この本を読みながら、十年後を想像する。

いまから十年前を振返ってみると、やはり信じられない変化がこの十年の間にあった。

そしてこれからの十年もまた、変化する。

十年後を明るい未来にー。

そう考えることは、とても大切なことだ。

不安がったり、評論家ぶっているよりも、ささやかであろうと、明るい未来のために行動する道を選びたい。

| | コメント (2)

2008年5月 2日 (金)

ウルトラ・ダラー

GW中の通勤に、いつもとは違う傾向の本を読もうと思った。

ウルトラ・ダラー」。

前NHKワシントン支局長・手嶋龍一氏のドキュメント・ノベルである。

著者はこれを「小説」と言ってるが、本の帯にも書かれる通り、それは著者だけが言っていることで、誰もが事実を書いてると思ってる。

極めてリアルな国際社会のダークサイドが描かれ、面白い。

1500円のこの本が、古本屋で、100円で売られてることもまた、驚愕の事実。

100円で手に入れられる世界の秘密・・・。

世界は、やはり少し歪んでて、その歪みに気づけば、いろいろな不思議が見出せる。

目にはみえない世界が、智慧によって、その仕組が明らかになっていく過程は興奮する。

ガソリンの値段が跳ね上がってること以上に、興奮する・・・。

| | コメント (0)

2008年4月16日 (水)

高校の検定教科書 Vivid English Course

高校生になった次男坊の英語を教えるために、同じ教科書を手に入れた。

第一学習社の「Vivid English Course Ⅰ NEW EDITION」。

見開きにはSMAPが。そしてこの言葉。

ー Each of us is the "only one flower in the world."

「世界に一つだけの花」から、次男坊の高校英語が始まる訳だ。

帰宅途上で、教科書の約半分を読み終えた。

いつの間にか、自分の英語力が上がってたと再認識。高校1年が学ぶ英語の水準が掴めた。思った以上にやさしい英語だった。人生の英語の基礎の基礎は、おそらく高校一年で決まると決意も新たになった。

そして感心したこと。

とても教科書がよく出来ている。

ボクが高校生の頃は、もっと英米文学に傾注してた。エドガー・アラン・ポーの詩「アナベル・リー」だけが記憶に残る。この詩に流れる哀しみに、きっと静かに心打たれたのだろう。

きっと“感動”こそが、人の心に深く栄養を送り届けてくれる。

その意味で、この教科書には様々な感動の要素が見出せた。

これから人生を始める高校生に大切なことは、夢や希望を抱ける環境を与えることではないか?

そんな配慮がこの教科書のいろいろな処から、メッセージとして立ち昇ってくる。

例えば、こんな風に。Lesson1の最終節ー。

There are many different people in the world. All of us have our own ideas and ways. We should do our best and respect each other. After all, each of us is the "only one flower in the world." (引用終り)

個性を認め合い、相互に尊重しあう心を忘れた大人たちが、この社会に少なからずいるからこそ、私たちは若者に対し新しい世界を託す夢をみる・・・。

もっと全力を尽くして生きなくてはならない。

われわれ大人こそ。

| | コメント (0)

2008年3月28日 (金)

脳を活かす勉強法

副題に「奇跡の強化学習」とある脳科学者・茂木健一郎氏の学習指南書を、長男に渡した。

ー「三日で読めよ。31日までにね」

長男が読み終わったら、次男坊に渡す。それぞれ違ったラインマーカーの引かれた本が出来上がる。勿論、既にボクの黄色いラインマーカーがひかれてる。

学校では、勉強を教えるが、「勉強の仕方」は教えない。

常々、不思議なことだと思ってた。ほとんどの人は自己流の勉強法で、勉強を始める。

けれど本当は、「効率のいい勉強の仕方」というものがあって、誰かが誰かに指南してる。勉強の仕方を開発するためには、それ相応の研究が必要で、そこまで勉強する人に要求するのは酷な話だ。勉強の工夫ならばそれぞれが出来る。けれど効率のいい勉強の仕方は、そのセオリーを誰かに伝授された方がいい。武道にもスポーツにも鍛え方、練習の仕方がある。

同様に、脳にも、鍛え方がある。

著者の茂木氏に言わせれば「めずらしく売れてる」著書らしい。

ボクは読んで、既に自分がほぼ身につけてる勉強法だということを知った。

だから安心して、薦められる。

「ドーパミン」「強化学習」「タイムプレッシャー」「瞬間集中法」「脳のゴールデンタイム」などのキーワードが並ぶ。

結局、脳のコンディションを知り、集中して学ぶ。

すると脳は喜ぶ

そうやって学ぶ何千時間。そうでない何千時間。

そうでない何千時間は少し哀しい。

それぞれの息子たちが進学する。

人生の財産になることは?といえば、生涯学び続け、自分の脳をヴァージョンアップし続ける道を教えること。

たくさん失敗してきた親としては、手許にあるノウハウを早めに開放しなくては・・・。

| | コメント (0)

2008年3月21日 (金)

smart book

smartのことに関心を持って、大型書店でみつけた「smart book」。雑誌「モーターファン」別冊として07年5月5日発行。日本はやはり出版王国だ。必ずニッチな分野にも本はある。

Smart_bookスウォッチのS、メルセデス・ベンツのM、そしてArtからなる造語、smart。

そういう薀蓄を仕入れてく過程が、面白い。

春の嵐の中、息子と共に愛車で走った。4人乗りのコンヴァーチブルにいつも2人で乗ることについて語りあう。

ークルマがあると、こうやって温泉に行ったり、図書館へ行ったり、ママの買い物を手伝ったり出来るよね。こうして会話できることに意味があると思うんだ。

クルマは、A地点からB地点へと移動するだけのモノではない。こうして操縦すること。自分の意志のままに自由に移動することに、喜びを感じさせてくれるメカニックだ。

ならば、2人乗りのカブリオに乗って、バイクのようにさくさく動き回るのは、楽しいことに違いない。

そんなことを考えてる。

| | コメント (0)

2008年3月 7日 (金)

1日2000ドルの決裁権

日経ビジネス「アソシエ」3.18号の特集「ビジネス大格言」の中で、ザ・リッツ・カールトン・ホテルの会社と従業員との関係性について興味深い記事を読んだ。

ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー日本支社・高野支社長が語る。

「リッツ・カールトンが最も大切にするのは、一番身近な存在の従業員とその家族です。2番目は業者の方とその家族。3番目がお客様となります」(引用 終り)。

お客さまは神様・・・と云われて久しいから、この言葉は個性的だ。

従業員と業者を、内部顧客と位置づけて誇りと喜びを感じて働いてもらうことにより、最高のサービスは生れると、高橋支社長。

うむ。成程。

従業員に迷いがあると、行動やサービス、チームワークに揺らぎが生じる。

そして同ホテルの従業員には、1日2000ドル(約21万円)の決裁権が与えられ、この額以内なら、上司の判断を仰がずに使えるという。

会社に信頼され、権限を与えられているからこそ、自らの判断で心からおもてなしができる。これもまた「性善説」に基いたバリュー・チェーンである。

企業の決裁権限を調べれば、その会社の社員との関係性が浮彫りになるかもしれない。社員を信頼しているか?どこまで権力を委譲しているか?そしてリスペクトし合える関係か?などを判断する有力な情報になるだろう。

ザ・リッツ・カールトンのモットーは次の通りである。

We are Ladies and Gentlemen serving Ladies and Gentlemen.”

日本語訳:「紳士淑女をおもてなしする私たちも紳士淑女です」。

大人がすべてGentlemenであるわけではない。

戦場で真っ先に塹壕から身を乗り出し部隊を率いて突き進むのがGentlemenであるとボクは考える。最前線が過酷であればこそ、ホテルで身心を休めたいと思う。

自分もまたGentlemenでありたい。

しかし、そのためにまだまだ身につけるべきことがある・・・。

| | コメント (0)

2008年3月 4日 (火)

「ウェブ時代 5つの定理」

梅田望夫氏の最新刊を昨日手にとった。副題に「この言葉が未来を切り開く!」とある。長い期間、梅田氏が砂金掘りのように、珠玉の言葉を収集したものを5つの定理という形に整理した。

パラパラとめくって、ある言葉に出くわした。その言葉に勇気づけられた。買わずにいられない、そう思い、この本はいまボクの手許にある。

スタンフォード大学の卒業生向け講演で、スティーブ・ジョブズがスピーチした一節。 (P256から引用)

君たちの時間は限られている。

その時間を、他の誰かの人生を生きることで無駄遣いしてはいけない。

ドグマにとらわれてはいけない。

それでは他人の思考の結果とともに生きることになる。

他人の意見の雑音で、自分の内なる声を掻き消してはいけない。

最も重要なことは、君たちの心や直感に従う勇気を持つことだ。

心や直感は、君たちが本当になりたいものが何かを、

もうとうの昔に知っているものだ。

だからそれ以外のことは全て二の次でいい。 ースティーブ・ジョブズ」(引用終わり)

次男坊がMACをほしがっている。喉から手が出る位、ほしくなったら買ってあげると話した。十数万円が惜しいのではない。渇望して手に入れたPCでなければ、PCを自分の脳や手足にできないからだ。

次男坊は、あっさりと、喉から手が出るほどほしい、といった。

うむ。

MACを買い与える前に、試練を与えよう。

梅田氏のこの最新刊にある言葉をこれから選んで、日本語と英語でノートに清書させよう。高校3年間の指針となる名言集になるように。

次男坊がそのワークを仕上げたら、ボクはMACを買い与えよう。

言葉の多くは、スティーブ・ジョブズのものになることだろう。

ボクのクライシス・モメントを支えてくれた言葉でもあるから。

| | コメント (0)

2008年2月24日 (日)

書籍『黒字のための「5×6」の法則』

光文社ペーパーバックスの新刊、正式な書名は<破産から再起した社長が教える 黒字のための「5×6」の法則>。「5×6」はゴロクと読む。

同ペーパーバックス「カッコ悪く起業した人が成功する」を著した鈴木健介氏の新作。

昨年blogの記事を目にされた鈴木氏からご連絡をいただいた。文章の一部を引用したいとのお申し出。喜んでお受けした。

ブロゴスフィア“blogosphere”(ブログ圏)を、身をもって体験する思いだった。

新作で再びその一文を引用してくださるとのご連絡をいただき、楽しみに本を手に取った。

光文社ペーパーバックス、1000円札を差出すと1円のお釣りがくる。この感覚は面白い。1円帰ってくる処にちょっとしたエスプリが生れる。

手にとって、やはり自分の一文が気になり、それを確認した。照れくさい気持ちと共に、自分の言葉がいつのまにか独り歩きした・・・そんな感慨があった。

著者のあとがきには、ひとことで、この本の紹介がある。

ー起業を育てていく過程において「やってはいけないこと」「なすべきこと」を、5つのステージと6つのステップに応じて記した本。(引用おわり)

ビジネス書には成功したとする人の成功法がかかれることが圧倒的に多い。鈴木氏は破産からの再起という逆境で得た実践的な方法を説く。そこが類書と異なる点だ。

人は誰もが夢をもって起業する。しかし起業した人の70%が3年以内に事業撤退してる現実。(同書P46)

その現実の中で「生き延びる」「生き残る」ための智慧が、簡潔に語られる。

例えば

ー「事業を行う」とは自分が儲けることではない。事業を行うのは、「周りを儲けさせるため」。(同書P21)

ー客は神さまではない。(同書P55) やってはいけないこと<客をつくる>vs.やるべきこと<客を見つける>。

結局、武士の商売は誤ることが多い。徹底した顧客主義を考えると、名刺のカスタマイズにまで思考がたどりつく。

慢心してる人は、「やってはいけないこと」をどう読むだろうか?

きっと読み飛ばす時が、慢心の証になるのだろう。

Photo

本の国、ニッポン。新刊すら書店で探すことが多い。

Photo_2

新宿・紀伊国屋書店。ビジネス書コーナーでE14「経営管理」に・・・。

◎過去記事 ⇒ 

| | コメント (0)

2008年2月19日 (火)

聖域を探す 「最前線のリーダーシップ」

三百ページを超える「最前線のリーダーシップ」を今朝の通勤電車で読み終えるだろう。

2/1に購入し、この2月の歩みの中で、心の支えとなってくれた本である。

このリーダーシップについて実践的に書かれた本には、技術論を超える何かがある。

この本は最後に次の一文で締めくくられる。

世界は、あなたを必要としている。

困難な局面に直面する時が、人生にはある。そんな時に、自分を支えてくれるもの。それは、お前だけがこの苦しみを味わっているのではない、この経験には意味がある、と自ら言い聞かせる時。

本当は、誰もが困難な時に遭遇し、何とかその危機を乗り越えていく。

この本の原書のタイトル:

“Leadership On The Line-Staying Alive through the Dangers of Leading”

日々の挑戦の中で、Staying Alive するために、自らの聖域を確保する。

例えばー。

Photo車窓からみえる黄昏を、上手に撮影しようとして我を忘れる瞬間。

Photo_2 ビルボードの“笑顔”が自分のためにあると思える瞬間。

Photo_3 あるいは、何かが終わった一日のおしまいに、見上げる空など。

すぐ手の届くところに、聖域を持つこと。

過去記事 ⇒ 「最前線のリーダーシップ」

| | コメント (0)

2008年2月 9日 (土)

仕事がデキる人の「しないことリスト」

ビジネス誌「日経ビジネスアソシエ」(日経BP社)が「しないこと」をどう決めるか?を特集した。

「しないこと」を決めれば人生が変わるというのは、本当だ。経営学者ピーター・F・ドラッカーが「劣後順位の決定が重要」と云っているそうである。何をやらないかを決める。

時間と能力には限界がある。「しないこと」を捨て、時間を確保して「すべきこと」にエネルギーを集中する。

例えばマネックス・ビーンズ・ホールディングス社長CEO・松本大氏の「しないことリスト」

●よく分からない人とはつき合わない。

●中華料理を極力食べない。

●大切なことを夜に決断しない。

他に3項目。 (上記3項目、引用)

早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授・川本裕子氏の「しないことリスト」

●夜の宴席には出席しない。

●表裏を作らない。

●テレビは見ない。

他に1項目。 (上記3項目、引用) 

時間の無駄、健康上の留意事項、意思決定法、モラル・・・さまざまな「しないこと」で時間の選択と集中を行う。

ボクの場合の「しないことリスト」

◎残業しない。

◎時間泥棒の人とはつき合わない。

◎2回約束をやぶる人と次の約束をしない。

残業をすると帰宅時間が遅くなって、生活のパターンがくずれる。残業をしないために早朝から仕事に取組む。自分の時間をつぶすために、近づいてくる人がいる。ボクはそういう人のコンテンツ?という素朴な疑問が湧いた。2度あることは3度ある。相手に振り回される人生・・・。

結局、自分をコントロールし、「したいこと」をするためには、あれもこれもは出来ないと知る処から始める。頑張れば何とかなる、とか「為せばなる」の呪縛を一度といてみる。

命には限りがあって、だからこそ豊かに生きるためには技術が求められる。

| | コメント (2)

2008年2月 3日 (日)

新刊「最前線のリーダーシップ」

竹中平蔵氏が監訳したハーバード・ケネディスクールの研究者の新刊。帯には「変革に挑む人々が、危険をものともせず変革を成し遂げるための技術と心を習得する」とある。

リーダーシップというのは、いついかなるときにでもその力を行使できる。例えば夕食の席であろうと、会社の会議の席上でも、国会でも、地域の集まりでも、毎日の職場でも。

特別な職にあるないにかかわらず、現状を変えなくてはならないと思った時に行使する力。

この本は、そのリーダーシップの危険に満ちた本質を、最初に呈示する。

リーダーシップを発揮するということは、危険な生き方をするということである。 (P15)

なぜならば人々に大きな変化をもたらすことになるから。時に既得権益を危機に陥れるから、必死の抵抗にあう。それも陰日向なく。

この本は、そんなリーダーシップの本質に基いて、次の3つのテーマを具体的に論考する。

①なぜ、どのようにリーダーシップは危険なのか

②それらの危険にどう対応すればよいのか

③困難な状況のなかで心の活力を保つにはどうずればよいか            (P16)

例えばビル・クリントンがその評判を著しく落とした事件。そのケースにおける彼の状況とモニカ・ルインスキーの行動の源泉を鋭利に解析する。

権力の絶対的な孤独と誘惑。ただたんにモラルだけで断罪できる程、簡単なことではないことがわかった。そしてそんな逆境にある時、どうリーダーは身を守れるか?それをこの本は考えてる。

この本にボクは2/1出合って、親友と酒を酌み交わしながらこの本のことを語った。

Photo新橋の居酒屋には常連さんが集い、一列になったカウンターでは和やかな寛いだ時が流れる。

ボクもまた親友と肩を並べながら、穏やかな時を楽しんだ。

この本に書かれてることが、今のボクに必要なことだと悟った。

自分はずっと危険な生き方を歩んできた。それをまず自覚する。

そこから全ては始まる。

生きのびなくてはならない。

| | コメント (0)

2008年1月21日 (月)

新書「お金は銀行に預けるな」

勝間和代氏の新刊(光文社新書)の刺激的なタイトル、その副題は「金融リテラシーの基本と実践」である。

キワモノ的なタイトルだが、なかなか興味深い内容だった。

例えば、その125ページにこうある。

ー(引用)私は、資本主義というものは、厳しいいい方をすれば「賢くない人から賢い人へお金が流れるしくみ」だと思っています。(引用 おわり)

智慧というものは、こういうことを云う。

マーケットは常に“損をする”人を探してる。カモがいないと機関投資家は儲けられないからだ。

こういう原則を忘れて、カモになってる人は数知れない。

住宅ローンにせよ、不動産取得も、マインドコントロールが効いている。本当に得をするのは銀行と不動産業界と国家であるというのに。一生の十字架を「一家の主(あるじ)」は背負い込むことになる。(ボクもまた例外ではない。)

賢くなければ、いろいろなむしり方をされる現代にあって、この本は良書のひとつだろう。

書店に並ぶ「お金儲け」の本に騙されるよりは、まずはお勧めの一冊である。

| | コメント (0)

2008年1月 5日 (土)

PLAYBOY 世界の見方を変えてくれる50人の言葉

月刊プレイボーイ最新号が、言葉にまつわる特集を組んだ。

言葉は、人に勇気や生きる希望を与えてくれるもの。それを思い知る。

名著『夜と霧』を著したヴィクトール・E・フランクル。ナチス強制収容所を経験したユダヤ人医師フランクルは、戦後、収容所から解放され、精神科医としてロゴテラピーを創始した。人間の可能性を悲惨の最中でも見失わなかった彼は、こんな言葉を残している。

人間とは、ガス室を発明した存在だ。

しかし同時に、

ガス室に入っても毅然として

祈りのことばを口にする存在でもあるのだ。

そんな言葉と47歳で急逝した詩人・寺山修司氏の言葉がどこかで呼応する。

詩人にとって、言葉は凶器に

なることも出来る。

私はジャックナイフのように

ひらめかせて、

人の胸の中をぐさりと

一突きするくらいは朝めし前で

なければならないな、と思った。

だが同時に言葉は

薬でなければならない。

さまざまな心の傷手を癒すための薬に。

いつの間にか、得をするためのハウツー本が増えてる。どうすれば人を出し抜けるか?年収を10倍にするには?そんな本ばかり書店の平台を埋めてる。

本当のPLAYBOYが少なくなった気がする。

PLAYBOYとは人生を楽しめる洒脱な大人のことを云うのだろう。

| | コメント (0)

2007年12月30日 (日)

本の買出しに 丸善へ

年末年始に読む本をまとめ買いした。東京駅近くの丸善へ。

Image006朝の9時からOpenしてる処がいい。

アーリー・バードにおあつらえ向きの大型書店。

人影まばらな店内を狩猟し、4冊まとめ買い。

その内1冊。勝間和代「効率が10倍アップする 新・知的生産術」。

マニアックにGearに凝る著者は今までにないタイプで面白い。

レジで店員さんから「お客様、著者の講演会がございますが、整理券 ご入り用ですか?」と案内された。頂くことにした。

「何名程の予定ですか?」

「百名から百数十名の規模になろうかと思います」。

2008年1月は、既に動き出している。

お店の外でしばし休憩。

Image007ピカソの「ゲルニカ」のレプリカに見入る。

色彩を用いず、モノクロームで描いた処にピカソの悲しみと怒りをみた。

昼間とは違う時が、朝には流れている。

| | コメント (0)

2007年12月 7日 (金)

「人生後半戦のポートフォリオ」ー文春新書の既刊から

副題に、-「時間貧乏」からの脱出、とある。

最近、自分の本選びに、ある方向性があることに気づいた。

人生の戦略を再構築しようとしてるー。

これからの人生を悔いのないものにしたい。若い頃は時間が無限にある気がした。そして人生の中で出会った人々の様々な変転をみてきた。

できるなら運命に流されるだけでなく、自分の望む人生を歩みたいと思うようになってきた。

いつ頃からだろうか?

このblogを始めた頃からかもしれない。

世の中の仕組みも、昔よりはよく判ってきた。人の心も人間関係の機微も判るようになってきた。

すると、「時間」というものが、実に大切なものということがよ~く判ってきた。

毎朝、万人に等しく与えられるもの。そして決して貯金できないもの。

その時間を生かすも殺すも、本当は自分次第。

そうやって人生は形成される。

人生の最終地で、どのような世界に自分はいたいか?-そんなことを考える。

そして「」しかない、ということを知る。

時間は、今しかない。

それが、今辿り着いた時間観。今の中にすべての未来は詰まってる。過去もまた人は再構築する存在であることも学んだ。

という時間を、どう生きていくか?

そんなことを考えている人間の周りには、その智慧を与えてくれる書籍が集まってくる。

この本もまたその一冊。

時間の主人公になることーそれが著者の目標にある。

そして「人間は時間の主人公である」と語ったのはギリシャの哲学者アリストテレスだった。

そう、

あなたはあなたの時間の主人公であるー。

| | コメント (0)

2007年12月 5日 (水)

「引き寄せの法則」とインターネット

ウィリアム・W・アトキンソンによって著された「引き寄せの法則」が刊行されたのは1906年。今から100年以上前のことである。

原題はThought Vibration or The Law of Attraction.

最近世界860万部のベストセラーとしてプロモーションされてる「ザ・シークレット」で「100年前の秘密の本」と呼ばれてるのがこの本で、KKベストセラーズから翻訳がでた。

100年の歳月を生き延びるということは、すごいことだと思う。僅か100頁に書かれていることは、人生の原理・原則ばかり。

アメリカの成功哲学の原点に位置づけられるものかもしれない。アメリカの実利的・現世的な成功哲学にヨガなどに流れる東洋哲学の影響がブレンドされている。このアトキンソンは日本のヨガ哲学者・中村天風にも影響を与えたらしい。

僕が興味を持ったのは、身の回りで「ある種の原理・原則」が働いてると、ここ数年感じていたからである。倫理的、心理的なことでは説明がつかない何かーたとえば幸せはどのように生まれるか?とか繁栄はどのように維持されるか?とか不幸な人はなぜ不幸をさらに呼び込むか?といったことに対する回答が可能な原理・原則があるように思っていた。

たとえば、宝くじに当たって巨万のお金を手にした人が次に、どのような運を引き寄せるか?ということについて、大人ならば科学的な対処をしておかないと、自らをアンコントロールにしてしまう。(宝くじを買わないボクは、絶対に当たらないので、その心配は無用ですが・・・)

そんな原理・原則を、100年前のアトキンソンが示してる。

面白かったので、原書も取り寄せ中。

インターネットには「引き寄せの法則」との親和性がある。

暗い話題には暗い話題を集める力が働き、幸せには幸せが集まる力が働いてる。

そんなことを考えながら、この本の今度は原書を読もうと思う。

◎過去記事⇒ 

| | コメント (2)

2007年12月 4日 (火)

ちくま新書「ウェブ時代をゆくーいかに働き、いかに学ぶか」

梅田望夫(うめだ・もちお)氏の昨年のベストセラー『ウェブ進化論』から、この時代を生き抜く勇気をもらった読者のひとりとして、その完結篇とうたわれる本書を買わない訳にはいかなかった。

新書で240頁を超えると、新書にも厚みが出る。

梅田氏は徹底してオプティミズムを貫く。

ー「新しい事象を積極的に未来志向でとらえ、挑戦する若い世代を励ましつつアドバイスを与えることのできる「知的で明るい大人」が増えなければ、未来の創造はできない。」(同書P14)

知的で明るい大人でありたい。そう願う。

生き残るためには、知的で明るくなければならない。

梅田氏はある意味で扇動者。アジテーターは革命期に必須な存在だ。

暗く否定的な人間が多いときにこそ、明るく肯定的な人間が求められる。

今の時代が革命期にあるという時代感覚を持つ者だけが、これからの十年間を生き抜いた先に、歴史上稀な時代を自分は生きたという感慨を持つことだろう。

流されてもいいから、生き抜いて、そんな感慨を、眺めの良い所で味わいたい。

| | コメント (0)

2007年11月24日 (土)

日本の知、本の力。丸善

日本橋・丸善で本を買った。一冊は『ウェブ進化論』の梅田望夫氏の新作『ウェブ時代をゆくーいかに働き、いかに学ぶか』(ちくま新書)。もう一冊は『ザ・シークレット』の出典となった100年前の名著とされるウィリアム・W・アトキンソンの『引き寄せの法則』(KKベストセラーズ)。

この二冊を購入するまでに、二十冊近くの本を立読みして品定めした。本屋の楽しみは、この立読みにある。

昨日選んだ二冊は、きっといい買い物だ。

112307丸善のブックカヴァーがお気に入り。

再生紙の手触りのざらつきが、とても手になじむ。

同じ本がいろいろな書店でブックカヴァーに装われる。一期一会であった本に「丸善」はBrandingを施した。

ー触れることから、本との冒険は始まる。

カヴァーを開くとそんな文字が目に入る。明治二年(1869)、丸善創業者は福澤諭吉の日本近代化を実現するために知と文化を事業とする丸善を興したと云う。二十一世紀に創業の志を胸に・・・と歴史・伝統・志にふれた短文が読める。

アマゾンで買う本の喜びもあれば、丸善で本に触れる喜びもある。

そしてちょっとカッコいいブックカヴァーで本を包む楽しみがある。

| | コメント (0)

2007年11月15日 (木)

「格差突破力」をつける方法

文藝春秋12月号の書評でこの新書の書評を読んで、興味をもった。洋泉社新書yから出てる。昨日日本橋の丸善で買ったのは、この本である。

著者は中山治(なかやま・おさむ)氏。21世紀日本研究所設立者。切れ味のいい文体で「格差社会をどう生き残るのか?」-その戦略の立案法を伝授する。

とても面白い。

如何に誤った情報やゴミ情報で、日本社会がミスリードされてるかが、舌鋒鋭く語られる。

例えば、儲け話は多く、書店にいけば株や投資の本が山のように置いてあるのに、身の回りで損をした人ばかりなのは何故か?ということが語られる。

情報を持っていないことが、如何に格差を産み出すか?

そんなことに気づかせてくれる本だった。

このような本は、結局どこでも買える形では出版されないのかもしれない。

毒だけど、解毒剤だと思った。

| | コメント (2)

2007年11月14日 (水)

『引き寄せの法則』(続き)

あまりの偶然なので、続きの記事を書くことにしました。

日本橋・丸善で企画資料を探してたら、目立つ処に『ザ・シークレット』のディスプレイがあった。さすが860万部も世界で売れてる本は違うなあ~と感心。

その小山の脇に、『引き寄せの法則』という本があったので、手に取った。

ウィリアム・W・アトキンソン・・・どこかで聞いた名前だなあ。

そうだ、『賢者の宝物』の著者の名だ。今から100年ほど前の本とあった。『ザ・シークレット』の著者は絶望した時に、ある本を贈られたという。

その本にインスパイアされて、『ザ・シークレット』を執筆することになったと書いてあった。しかしその本の名は明かされてはいなかった。

不思議なことがあるものだ。

「偶然」・・・そういうと、確率の問題のように聞こえるけれど、本当はその偶然に気づくか気づかないか。

そして気づいたら、それは『必然』になるのだろう。

『引き寄せの法則』の引き寄せは、アトラクションの訳だった・・・。

| | コメント (0)

2007年11月12日 (月)

全世界で860万部ー「ザ・シークレット」

amazonで深夜購入した。昨晩書斎にamazonの箱が置いてあり、一瞬、誕生日プレゼントが届いた気がした。

インターネット関連書籍と、世界的ベストセラーになってる(らしい)この「ザ・シークレット」(原題:the Secret)がパッケージされてた。

啓蒙書と察してた。角川書店のプロモーションが上手だ。全てはみせない。しかし印象的な新聞広告の記憶。まだ読んでいないボクの印象としては、シドニー・シェルダンのベストセラー販売の手法にそれは似てる。

実際本を手にとってみて驚いた。320頁あるハードカヴァーの本が全頁カラー印刷されている。古い秘密の本が発見されたような演出。インディ・ジョーンズとか昔やったPCソフト「ミスト」を想起した。これは単価1800円の本としてはコスト圧迫要因だろう。

ビデオムービーもある。 ⇒ 

このプロモーションもハリウッド映画的。

アメリカ人はプロモーションの重要性を本当に認識してる。

この本の中身は、読んでのお楽しみ。ベストセラーを読む楽しみの演出は充分施されてる。

あなたは「偉大な秘密」を手にしています

・・・そう云われて、読まないほどボクは天邪鬼ではない。

きっと、この本はやっぱり、誕生日のプレゼントなのだろう。

| | コメント (0)

2007年11月 7日 (水)

小説「ビット・トレーダー」

Bit Trader。ネット株のトレーディングを舞台にしたビジネス・クライム・ノベル。とても面白い。

著者の樹林伸は漫画やドラマの原作者だけあって、プロットの展開が速い。映像ならば細かいカットをモンタージュする緊迫感が、デイ・トレーディングの描写にはある。行為と心理の綾が面白い。

本の帯の見出しー

お金って、いったいなんですか?

皆、お金に対するさまざまな欲望がある。しかしきちんとお金を語れる人は少ない。お金は人を豊かにする一方で、人を狂わす。現実世界をみると、お金で人生を狂わせてる人は決して少なくない。一方でお金は大切なライフラインでもある。

このお金に対する問いかけは、そのまま読者の心の中で反響しつつ、やがて作中人物に共鳴していく。

経済書やマーケティング関連の書籍は山のように読むけれど、小説は久しぶりだった。描かれる世界に引き込まれ、異界をさ迷う感覚は楽しい。

仕事を終え帰宅するまでのひととき、小説というファイヤー・ウォールで仕事と私生活を区切る。そんな習慣は素敵かもしれない。

読み続けたいけど我慢しよう。帰りの電車まで・・・。

| | コメント (0)

2007年10月29日 (月)

読書週間に 読書習慣を考える

1ヶ月に一度も本を読まない人が五割ーそんな調査結果を朝のTVでやってた。

確かに本がなくても生きていける・・・かもしれない。

10290701cloudフランスの映画監督フランソワ・トリュフォーがSF映画『華氏451』(1966)で描いたのは、書物が禁じられた時代。書物が発火する温度の原作はレイ・ブラッドベリ。故トリュフォーは書を愛した映画人だった。

10290702cloudナチスの焚書事件のニュース・フィルムを昔みた。本を焼く目的と本の価値を、逆説的に示すショッキングな映像だった。

本を読まない人は、読まないのだろう。読まなくても生きるクオリティが変らないと思うなら。けれど、本が人類の叡智を伝承する装置であることに変りない。

10290703cloud自分の人生はいまのままでよい。現実肯定的な人が多いことなのかもしれない。あるいはTVやインターネット等、他の媒体で情報が入手できるからかもしれない。

それでも、ボクは本を読む。

本が本当に好きだ。

毎週日曜は、図書館で勉強する。

折々のテーマで書架から数冊選び、読み進む。ノートにメモをとる。一冊の本で、運命が好転したこともある。本は教師。こちらの都合に合わせてくれる唯一の教師である。

102907sunset尊敬する故スタンリー・キューブリックは、夥しい書籍を読破した。ナポレオンの映画化を構想してたキューブリックは数百冊のナポレオンの関連書物を読んだ。その道の大家になって彼は映画に挑んだ。

彼もまた独学の人。きっとキューブリックは若い頃は、図書館に親しんだに違いない。

そんなキューブリックを、ボクは敬愛する。

◎興味深いblog⇒ 

| | コメント (2)

2007年10月26日 (金)

『賢者の宝物』ーゆるぎない真理の教え

装丁に惹かれ本を買うことがある。この160ページ位の小さな本もそうだった。装丁(色、手触り、レイアウト)が美しい。

Photo約百年前、アメリカ人 ウィリアム・W・アトキンソンが「成功の秘訣 THE SECRET OF SUCCESS」について書いた。

その真理は、「個性」「自我」「スピリット」「欲望」「熱意」「パーソナリティ」などの言葉をKeyに平易に説かれる。

特に筆者の『引き寄せの法則』は、興味深い。

書店にいくと、成功のHow to書がたくさんある。テクニックを書いたものが多い。世の人々がみな成功したがってるので、そのマーケット狙いで書かれてる。そういう意味では一番売れてる成功書に価値があり、そこに辿りつけない成功書は失敗書となる。筆者が成功してこそ成功書。

この『賢者の宝物』は人間界の原理・原則を書いてるので、成功書の範疇には入らないかもしれない。しかし人の世はこういう風に動いてる、ということに光を当てられる。

ニュースや事件、話題の渦中にいる人々の欲望の現れ方に、人間界の原理・原則がにじみ出ていることに、気づく。

原理・原則は、ライト・セーバーのようにモノゴトを切りやすくする。

| | コメント (0)

2007年10月22日 (月)

「坂の上の雲」 あなたの坂の上の雲は・・・

忙しい日曜日。日課の図書館通いに、時として福は訪れる。

司馬遼太郎「坂の上の雲」全六巻がリサイクル図書として市民に提供された。思わず図書館の人に「頂いて宜しいです?」と訊いた。後で図書館の女性が、袋まで持ってきてくれた。それ位のヴォリューム。

この図書館の顔になってるのかな。

その一冊を手に、お昼、公園で休憩した。

Photo明治という、日本がまだ小さな村のようだった時代。

その村は、軍隊を持つ近代国家を目指した。

102107それぞれの秋。日曜のひととき。

ふと、自分の「坂の上の雲」を思う。

「楽天的な時代」にボクは生きてる。

そう思った。

歴史は過去ではなく、今が歴史。

今、革命期に生きてると悟ったら、今があなたの「坂の上の雲」。

そんなことにちょっと心振るわせた日曜の午後だった。

坂の上の光り輝く白い雲を目指し、坂を上っていこう。

できることなら、あなたと一緒に。

| | コメント (0)

2007年10月21日 (日)

「レバレッジ・シンキング」

ベストセラー「レバレッジ・リーディング」の著者・本田直之氏による新作を読んだ。労力・時間・知識・人脈にレバレッジをかけ、少ない労力で大きな成果を生み出す仕事術を展開する。

著者が繰返し言及する“Doing more with less”(少ない労力と時間で大きな成果を獲得する)というConceptは様々な分野に適用できそうだ。

「お金」の大切さは、ほとんどの人が認識するけれど、「時間」の希少性について実感してる人はまだ少ない気がする。

時間資源が無尽蔵に残されてるように錯覚するのが人間だ。万人に等しく分配される“時間”はしかし“貯金”ができない。そんな時間を再投資する考え方には共感を覚えた。

プロスポーツの選手の場合、<トレーニング:試合>の時間比率は<4:1>と云う。翻ってビジネスマンの平均値で<学習・研究:仕事(試合)>の時間比率は<1:60>程度。(総務省の統計によると一日わずか10分程度しか学習・研究にビジネスマンは当てていないらしい。)

本田直之氏の幻冬舎新書『レバレッジ時間術ーノーリスク・ハイリターンの成功原則』にも具体的方法が展開されてる。

人は年を重ね、「時」の有限性を学ぶけど、「時」を失って初めて「時」の価値を知るのは惜しい気がする。若いうちから「時」の価値を知って、行動できるといい。

この本に「時」という財から成果を引き出す仕組が記されている。

| | コメント (0)

2007年9月20日 (木)

「いつまでもデブと思うなよ」-新潮新書から

1年で50㌔の減量に成功した筆者(117㌔⇒67㌔!)の究極の技術と思考法を明らかにした本書は面白い。

でも本当は、117㌔まで行くのが、まず凄い。

昔、スコセッシ監督の「レイジング・ブル」で実在のボクサー、ラモッタを演じるロバート・デ・ニーロは精悍なボクサーと引退後のぶくぶくに太った男の双方を自身の肉体を改造し造型した。

50㌔の減量に比べれば、自分の12㌔の減量など小さい。

成功するダイエットは楽しいーそう言い切る筆者の挙げるダイエットの効能は次の4点である。

①急にモテるようになる。②自分に自信がつく。③他人からの評価が変わる。④自分の人生をコントロールできる。

①については、みなから「もてはやされる」という意味だそうです。みんなダイエット法を聞きたがる。ダイエットはほぼ全ての現代人の関心事だから。

週末に秋物を馴染みの店に買いに行った。いままでAB体だったのがY体の細身のシルエットのジャケットを薦められた。鏡に映る自分のシルエットがシャープにみえて、何だかうれしかった。

そのジャケットに今日初めて袖を通し出掛けよう。

大切な社長プレゼンがある。

| | コメント (0)

2007年8月 4日 (土)

「富裕層の財布」~富裕層の生態 

プレジデント社からでた新刊書、「下流社会」(光文社新書)を著した著者(三浦展氏)が、今度は富裕層のお金の使い方を中心に、データに基いて分析してる。なかなか面白い。

富裕層は年収3000万円以上、もしくは金融資産1億円以上。ちなみに日本では金融資産1億円以上の富裕層は130万人いて、世帯数にして87万世帯と推定される。開業医、不動産、会社経営が多い。

一ヶ月の小遣いは富裕層全体平均で56万円。「こづかいで部長一人が雇える」(p27)という比喩には笑ってしまった。<小>遣いと呼べるかどうか・・・。資産5億円以上は、毎月229万円のお小遣い!

Great!

でも富裕層は忙しい。働きづめでお金が使えないほど、忙しい。だから富裕層になった訳である。使い切るより入ってくるから資産が形成される。

富裕層でないボクも忙しい。しかし働きづめでもお金は使ってる。(トホ・・・。)

通読して思ったのは、日本の富裕層はまだまだということ。

自分の消費を軸にしてる段階。社会や文化・芸術への貢献度は欧米の富豪に比べ低い。消費を肥大化させていって幸せだと人はどこまで思えるのだろう。案外、飽き飽きするのは早いかもしれない。お金が生きる瞬間というものは別にある。

昔バブルの時代、毎月信じられない金額の接待・交際費を営業開拓に使うことができた。けれど2年もそういう生活を続ければ、飽き飽きする。ポケット・マネーで行ける居酒屋がいいなあ~と思うようになる。

でも、一度でいいから、今月のお小遣い229万円、というのを体験してみたいなあ・・・。

うん。みんなと美味しいものを食べるパーティーでもやるだろうなあ。あわせて飢餓に苦しむ世界の人々へのチャリティーを企てるだろうか・・・。

| | コメント (0)

2007年7月12日 (木)

「マインドマップ」ー新しい思考技術

「新しい思考法が必要だ」と悟ったのは、潜在意識の方が先だった。

いくつかの書籍で、「マインドマップ」の記事を目にするようになった。トニー・ブザンのマインドマップの本はかなり前から知ってた。その時には「色や図版のきれいな本」という印象が先で、思考法を身につけようと思うまでには至らなかった。

では今、なぜ新しい思考法を必要とするのか?

仕事でもプレイベートでも情報処理しなくてはならない事柄が増えきた。ひとつひとつ普通の思考を展開してると、客観的に思考過程を掴めなくなる。前進のスピードが遅くなる。人間の脳のウィーク・ポイントである「メンタル・ブロック」を上手に排除したい。要約すれば、創造的でありたい。

そんな中で選んだ「マインドマップ」という思考技術。PCのソフトウェアを8月に購入し、8月から本格的に活用しようと考えている。

そのためのテキストの一つがトニー・ブザン著「頭の自己変革」。その本の一番最初にはダーウィンの言葉が引用されている。

もっとも強い者が生き残ったわけではない。

もっとも賢い者が生き残ったわけでもない。

もっとも変化に対応できる者が生き残ったのだ。

| | コメント (0)

2007年7月11日 (水)

勉強法の本ー 「1日30分」を続けなさい!

マガジンハウスのこの勉強法の本はなかなか読ませます。

著者が体験的に編み出した勉強法で、説得力がある。精神論でなく、実利的な処がいい。さて、今まで勉強本で買って読んだ本のBest3は次の通りです。

Best1:「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55

Best2:無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法(Discover)

Best3:短時間で成果をあげる できる人の勉強法(中経出版)

編集者は買ってもらおうと思って、こんなタイトルを付ける。けれど買う方はそんなタイトルで買ってない。編集者が思う以上に読者の意識は高い。

「人生勝利の」などと悠長なことを云ってられない。「生き残りの」です。

「年収10倍アップ」なんて、景品表示法に抵触しませんか・・・?

「できる人の」より、「アホでもできる」勉強法を望みます。

「できたり」「モテたり」「勝ち組」や「年収アップ」だったり、しなくても勉強しよう。

勉強して、みんなで、厳しい時代を生き抜こうぜぃ。

| | コメント (0)

2007年7月 3日 (火)

マインドマップ Mind Mapの本を

トニー・ブザンの著した「ザ・マインドマップ~脳の力を強化する思考技術」を図書館から借りた。

マインドマップは「脳のスイスアーミーナイフ」と呼ばれてるそうだ。その喩えがちょっと面白い。「脳の関の孫六」でないところがいい。切れ過ぎてもいけない。

いろいろな書物でマインドマップの紹介記事を読むようになった。思考の技術としてちょっと面白いと思った。シナプスのような放射状の絵と言葉で展開する。お絵かきの要素もある。

この技術が役に立つかどうかは、わからない。けれど自分の内面から、<新たな思考技術を習得するように>という声が聴こえて久しい。きっと機が熟したのだろう。

8月末までに、このMind Mapの技術を習得しようと思う。

何かが変わる、のではなくて、何かを変えなくてはならない。

その第一歩として。

| | コメント (0)

2007年7月 2日 (月)

幻冬舎新書「レバレッジ時間術」

時間が無限にあるように思えるのは、一体幾つまでだろう?

時間が有限であると知り、少しでも有意義な人生を過ごしたいと願う人には、福音になるはず。

Doing More With Less.

少ない労力でより多くの成果を、という意味。有限な時間を活かすさまざまな知恵が参考になる。すでに自分で実行してた習慣もかなりあり、筆者と同じ考え方をすることが、この本に親近感を抱いた理由かもしれない。

最後の方に「電車に乗らないという生き方」の項がある。

そう願う。なので始発に近い時間帯に電車を利用してる。

そういう異次元を、著者もまた過ごしてきたようだ。

| | コメント (4)

2007年5月29日 (火)

書籍「カッコ悪く起業した人が成功する」

光文社のペーパーバックは千円札で1円のお釣りがくる。

なかなか面白くてためになる。

例えば53P.「生活は収入に合わせて変化させるものです。経営者を目指すとなれば、生活を収入の変化に合わせることも重要なスキルといえるのです。」

「臨機応変に生活レベルを変えることができない人は、経営者になる資格がありません。」

うむ。いいことを云う。給料のup,downに一喜一憂する自分のリーマン根性に活をいれる言葉だ。知らず知らずに飼いならされた犬にならないように。

新しい会社やオフィスを訪問する。どこか豪奢な風情の処は、必ず後で失敗してる。結局お金を無駄に使う処から始めた事業は成功しないということ。当たり前のことが語られてこなかった。

戦場で自分にだけは弾は当らないと信じて、大勢の兵士が亡くなった。自分の事業は成功するという確信は悪くないけれど、二年後には二割だけが残ってる現実で「夢は叶う」という精神論では解決できない問題がある。

だから実戦経験から学ぶことが重要だ。成功哲学を学んで成功することもあるだろう。しかし「やってはいけないこと」を学ぶことは謂わば「お作法」を学ぶこと。どの世界にもセオリーはある。

そういったお作法を千円でお釣りがくる本から学べる。