2017年7月10日 (月)

都議選 バブルの構造

都議選の結果にその当事者たちも驚いている。勝者も敗者も。

有権者もまた驚いている。国民も現政権もまた驚いた。

この一週間、様々な識者がこの現象について論じている。

それを読みながらいろいろなことを考えた。

間違いないことは、このような決定的結果を立候補者も有権者も識者も予測していなかったということだ。

結果が出て、後付けで様々な理由が述べられている。この現象を理解したいがために。しかしそれらで全て事の本質を明らかにできるかどうかは未知数だ。

現象面でどのようなことが起こったか?

与党はほぼ消滅した。

新たな党が一気に議席を席巻した。

受け皿となるべき野党も凋落した。

乗り換えた党は現有議席を確保した。

バブルの発生と崩壊の構造にこれは似ている。

いきなり増えた所はそのエントロピーを維持することは出来ない。したがって次には一気に萎む可能性が高い。

消滅した処から這い上がって行くには、一定の時間を要するだろう。消滅するだけの理由、バブルが弾けた理由があるから、弾けたのだ。

“受け皿となるべき”と考えていたのは、凋落した党の都合のいい期待に過ぎないだろう。もはや最初から選択肢に入っていないのかもしれない。

乗り換えた党は賢いともいえる。小判鮫の生態をみるかのようだ。

水面に大きな水滴が落ちた。

その衝撃波が四方に広がる。

ゆらぎの中で、次の局面が始まる。

奢るもの久しからず。それは全ての局面で有効だ。

一気に膨らんだ党勢について、最もそれは問われる警句になるだろう。

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2017年6月20日 (火)

食のワンダーランド

「印象操作」という言葉が為政者から出てしまい、困ったことになったニッポンで、首都の選挙が迫ってある結論が出た。臨時記者会見という形で。

AかBかではなく、アウフヘーベン。

政治にはいろいろなレイヤーがある。

本当は、最初からAであったかもしれない。選挙に勝つためにはどうだろう、選挙に勝つためには何でもする かもしれない。

築地のブランド力を持ち出してきても、豊洲のブランドの毀損は計り知れない。

歴史はいずれ証明するだろう。

この十ヶ月は、何であったのかを。

方針を明確にするために、十ヶ月かかった。


企業の意志決定ならば、許されるか?

信じがたい政治ショーが目の前で繰り広げられている。


今までに比べて、どうか?

わかりやすいという一面において、ましかもしれない。


今までが、傀儡政権であったならば。

でも。

政治ショーは、もういいでしょう。


見え透いたことは止めにしましょう。


劇場政治はやめましょう。


もっとも、問題のすり替えや「安全」と「安心」を自由自在に使い分けることこそ、政治そのものかもしれない。

今までよりは、分かりやすい政治になったことは、善きことかもしれない。


しかし、ツケを払うのは、市民である。

もっとも一方では強権で少し力づくの政治ショーが繰り広げられ、あっさり反省の弁が為政者から出てしまう今日この頃である。

ワンダーランドに、ないものはない。

プラウドな権力は、あんまり謙虚ではないかもしれない。

このようなことを、自由に書けるニッポンであって欲しいものだが。

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2017年6月14日 (水)

政治家とグランドデザイン

このブログでは政治的な発言はしないことに決めている。だから具体的な政治家の名前は出さない。ブログの世界では政治的な発言が溢れている。好き勝手が言えるSNSの世界だ。そして検索エンジンは好き勝手な世界を牽引する。キーワードが政治家の名前であれば沢山の記事をひもづけにしてくれる。

「グランドデザイン」と「ロードマップ」で政治を考えてみたい。

政治家が行使できることとして、ヴィジョンを提示することがある。
公約もそうだし、JFKの「ニューフロンティア」のような理念もそうだ。いつ迄に月に行くと決めることでグランドデザインもロードマップも明確になる。チカラを結集する訳だ。

政局を迷走させることが、自らの政治的ポジションを有利にするために行われているとしたら、そのために犠牲を払っている市民、国民は後回しにされてしまう。

政治日程がグランドデザインであり、ロードマップなのならば、何のための政治だろうか?

「グランドデザイン」と「ロードマップ」を提示しない場合、それをもってある程度見通せることがある。

ロードマップを示さないということは、政治家ではなく政治屋であるということだ。

自分の利得のために、公益を損なう政治家が目の前にいることを見抜ける眼を、ボクらは持たなくては。

公益のためではなく、自分の権力の拡大のために隠されてきたロードマップは、いいタイミングで姿を現す。

いいタイミングとは、票が動くとき。「選挙」の直前である。

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2016年10月25日 (火)

電通 10時消灯

痛ましい事件を受けて、24日から電通は午後10時から全館午後10時より消灯したという。

いかにも「電通」らしいやり方である。
本当に大丈夫なのか?こういうことで解決できるのか?解決できるなら、今までの仕事ぶりは一体何だったのか?午後10時に消灯して上手く行くならば、今までの深夜残業は一体何だったのか?
下請けも午後10時から消灯してほしい。ガリバーは下請けに仕事を投げられる権力を持っている。午後10時以降の労働は、一体どこに行くのか?今までが余程生産性のない残業であったと云うのか?
本当に仕事をしている人が毎晩積み残し積み残しをして行って、首が回らなくならないか?
本当に「電通」らしいやり方だ。
いや、「やりクチ」だ。
家庭でやったら、支持を得られないやり方であろう。
消灯するぞ、と云っても反撃されるだろう。
こういうことで済むならば、もっととっとと早くすればよかった。
こんなやり方で片付く問題なのか?
仕事がオーヴァーフローしていて深夜残業させたのではなかったか?そこで繰り広げられたパワハラに対し、どのような処罰が下されるのか?
見守ろう。
「労働環境の改善に全力で取り組む」とコメントしていると新聞で読んだ。
全力で取り組んでほしい。下請けや子会社に転嫁しないように。
ボクらは幸せではない人々のつくる広告で、あるいはコミュニケーションで幸せになりたいとは決して思わない。
10時に消灯される光景を見に行こう。
愚かしいやり方だ。
けれどそれによって救われた思いになる社員がいるならば、そこにわずかな救いはあるかもしれない。
ならば、ずっと、ずうっと午後10時に消灯してほしい。
何の解決策にもならないように思っている。
付け焼刃の施策に思える。
それで救われたと思える社員がいると、想像することが哀しい。
ボクは今、少し怒っているようだ。

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2016年9月21日 (水)

豊洲 伽藍とバザール

地下に迷宮が広がっている。繰り返し報道される映像には不可思議な地下空間が広がっていた。足元は?これまた不思議な光景だ。ひたひたと水が広がっている。意図した光景か?意図せざる光景か?いずれにせよ人が造った地下の建造物である。勝手にできた訳ではない。発注者がいて受注者がいる。図面がひかれ施工され、その過程で何百回と検討が加えられたはず。引渡し時には検証され引き渡された地下の謎の空間。その伽藍、誰が指示して造ったのか。杳として明らかにならない。指示した人は心中穏やかではないだろう。みんな何かを黙ってるのかもしれない。伽藍とはそのようなものなのだろう。カフカの『審判』のような掴みどころのない何か。 迷宮が広がったままバザールが開場されなくて良かったと思うべきだ。あの知事ならば隠蔽された地下の迷宮は迷宮のままであったろうか。あの地下に鰐が住むようになったろうか。バザールの地底のあの水はどこに通じているのか。湯河原に繋がっているのか?地下の伽藍は深い闇をたたえて今広がっている。その闇はかつての知事がいうところの「伏魔殿」なのか。恐るべき闇の神殿。都はこれを負の遺産として都民に公開したらどうだろう?誰も名乗りを上げぬ空間。誰もが知らなかった。我に責任はないとする空間。たくさんの税金が使われた空間。それによって潤った業者がいる空間。バザールの業者が困っている空間。伽藍とバザール。このままではバザールは使えない。誰が見ても明らかだ。関わった誰もが責任を負わなければならないだろう。責任を負わないままバザールが開場する訳はない。地下空間が悪いのではない。その闇を誰もが息を潜めて自分には責任がないとしていることが悪いのだ。そのような人々が住むに相応しい空間が豊洲の地下に広がっている。バザールに人が集まるまでに闇を消していかなくてはならない。この地下の伽藍が世界遺産にならぬように願う。

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2016年7月26日 (火)

牧歌的なSNSを生きてきて

政治的な話題に、有名人が語る 語る 語る。

それは売名行為なのだ。

ボクはここで彼らの名前は記さない。なぜならば検索エンジンに拾われたくないからだ。

売名行為の人々はその逆を行く。
検索エンジンに拾われるように、時流の話題の 溺れる犬は叩けの論理で勇ましいことをいう。

もう、やめませんか。
子供のような浅はかな 非難の垂れ流しは。

表層的な言葉が、SNSを席巻するならば、ボクはいつまでも付き合いはしないだろう。

大体、何人かの人々に限定される発言だ。
高見の見物だ。


そんな訳で、ブログを書くのも難しい世の中になりました。


語りたいことが書けない時代。

それが今のSNSの時代なのだから。


でもボクは書きますよ。


抽象的な言葉を使いながら。

中傷することなく。

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2016年6月25日 (土)

Remain or Leave

英国の国民投票でEU離脱派が勝利した。24日の昼休みに職場の同僚が選挙の帰趨について耳打ちしてくれた。まさか。正直僅差で残留派が勝ってくれるものと思っていた。いや願っていたのだ。ボクは。今日は歴史的な日になる。そう思った。世界は理想や理念を追求するよりも分断と孤立主義の道を歩みだしたのか。まだわからないが、見守らなくては。遠い英国のことではない。世界は既にネットワークで繋がれている。金融の世界では世界中に衝撃が走った。お金は安全と思われる処へと瞬時に移動していった。この混乱はこれからも続くだろう。これから離脱までの歳月、霧の中を歩むことになるだろう。最短では二年間。そしてアメリカの大統領選挙がある・・・。世界が平和と協調の方向へと進んでほしいと願う自分は深く注視しながら歩んでいかなくては。壁が世界を分断していかぬように。憎悪が増幅されぬように。

今回の危機は金融の危機のみならず政治の危機でもある。そして理念や理想の危機でもある。

英国民がEUに対して沸々と不信を醸成していったことを政権が見誤った結果なのだ。残留できると慢心したのだろう。

英国民がこれから歩む道。決して平坦なものではないだろうが、世界に向けて開かれた精神はきっとこれからも絶えることはないと信じる。

歴史がいずれ答えを出すだろう。私たちの行動が問われることになるだろう。

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2016年6月12日 (日)

男子の本懐について

ある都知事の去就について、ボクもまた興味深く見守ってきた。報道やワイドショーではほとんどコメディのような様相を呈してしまい、この人は政治漫談で生きていけるかもしれない。再起可能だと思うに至った。市井の人間から少しずれていて、哀しい程小さい。権力にしがみつく人間をこれ程わかりやすく示してくれる機会はあまりない。だからこそ、今回のことは青少年も含め有権者の意識を高めるために、どうぞ長い間TVで週刊誌で最後の最後まで報道して欲しいと思う。あのような大人にならないように。あのような政治家を選ばないように。

僕たちは学ばなくては。男子の本懐について。僕は興味本位ではなく、このような生き方をすべきではないと思う。以って他山の石としたい。だから注目する。人の引き際はどうあるべきか?それを考える。目先の利益を目指し未来を失ううことのないように。金の卵の童話を思い出す。                 
わかりやすい例え話として、いつか語り継がれることだろう。その時にその人物が政治家であったなら、僕らは敗れたことになる。
民主主義の国に僕らは生きている。
そのはずだ。     

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2016年5月18日 (水)

おいしい生活 あるいは 甘い生活

ある知事が言いました。「全く問題ない」と。

ならば皆でやりましょう。同じように同じことを。
全く問題ありません。

タカリの体質が醸成された。長い歳月の内に、それは当たり前のことになっていったのだろう。

当り前の行動原理になれば、公私混同こそ蓄財のダイナモだ。

飲食もスイートルームも公用車も美術品も。まだまだ出てくるに違いない。
なぜならば、行動原理だからだ。

報酬は自分のために。政治資金は生活と贅沢のために。
そして、法人化し、しっかりと節税する。

とても興味深い人生だ。

尊敬や陰徳とは無縁の人生。

そのような人がどのような人生を送るのか、見守りたい。

少し人相が•••。

友人にしたくないタイプかもです。

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2016年5月12日 (木)

そして センテンス・スプリングを買ってしまった

読んでみて、唸った。

何が?
いい仕事をしている・・・。単なるゴシップ記事とは違う。裏付け調査が凄い。回転寿司の店まで調査してる。古美術屋や床屋まで調べてる。職務に忠実に働いている。見上げたものだ。
きっと第3の矢も、第4の矢も控えているに違いない。
恐るべし、センテンス・スプリング。
それにしても、これは一体何なのだろう?
やっぱり政治は資産家でなければ務まらないのか。清貧の政治家に申し訳ない。あまりにセコイ金使いは、その人物の品格を表す。
リーマンで経費を使いまくる人々をリーマン時代によく見てきた。やはり”普通の人々”が権力という媚薬を嗅がされ狂ってしまう姿。自分だけはバレないと思ってる。しかし皆知っている・・・。そんな光景。
自分の財布は傷めないぞ。経費は使いまくるぞ。税金は出来るだけ納めないぞ。権力は行使するぞ。いいカッコもするぞ。俺は全く問題ないぞ。事務方が悪いぞ・・・。
はい
それで何か。
みんながお目こぼしをするかどうか。
それが興味深い。

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